男性の育休取得が増えているいま。
お子さんが生まれた際に一度は検討されると思います。
男性の育休には不安がつきもの。私もそのうちの1人でした。
男性育休に対する不安の声
・そもそも育休ってみんなとっているもの?
・期間はどれくらい?
・育休をとると出世や考課に響くかな?
・育休中ってどんな感じ?
・育休中って手当てや給料ってもらえるの?
意外と知られていない育休事情のリアルについて
育休が普及していなかった2018年に取得した
研究開発系企業サラリーマンのクラシンが4回に分けてご紹介します。
✓この記事でわかること
第1回:男性の育休取得率・期間について
第2回:出世や考課への影響について
第3回:育休中の生活
第4回:育休中のお金事情
今回は
第1回:男性の育休取得率・期間について
この記事を通して、皆さんの育休をとるかどうかの判断に少しでも助けになると嬉しいです。
育休取得率の現状
男性の育休取得率は約7人に1人(2021年度)。
出典)厚生労働省が発表した2021年度雇用均等基本調査より
皆さんはこの数字をどう感じられますか?
多いでしょうか。少ないでしょうか。
私が2人目が生まれた際に取得したのが2018年。
約7%と今よりも更に希少な存在でした。
100人ほどの同じ部署内に1,2人いる程度で
あの人、育休とったらしいよ。
もしかして部署初じゃない??
えー!珍しい!仕事大丈夫なのかな?
代わりに誰かにしわ寄せいくんじゃない?
などといわれていました。
日本の状況
日本としては2025年までに30%を目標として掲げています。
2010年からの推移はこの通り。
10年前と比べれば大きく増加しています。
特に2016年ごろから伸び始めており、そこからはずっと増加をだどっています。
海外の状況
海外は15%以上が当たり前。90%以上の国も。
ドイツ;34%(2016年時点)
ノルウェー;驚異の90%(2012年以降継続中!)
スウェーデン;80%(2019年)
と日本に比べてかなり高いです。
育児参加に対するインセンティブが優遇されているため
と言われています。
育休取得期間の現状
男性の育休の取得期間は3カ月未満(2021年度)
いかがでしょう。想像通りだったでしょうか。
細かくみると2週間以内が半数を占めています。
そういう私はどのくらいの期間だったかというと、6カ月間取得しました。
日本の状況
日本の今と昔についてはこの通り。
2018年に比べて育休期間が約2カ月程度増えています。
職場での男性の育児参画が認められ始めたのが
しっかりと数字に反映されています。
2018年当時に6カ月間取得した私はわずか3%程度の少数派だったということになりますね。
海外との比較
実は日本の取得可能な期間は世界一!(2019年時点)
海外の詳細な期間の情報はこちらによくまとまっていました。
日本が最も長くとれる国だったにも関わらず取得率は低い結果です。
・制度自体を知らなかった…
・育休とると気まずいよね…
・休業中の経済面が…
・ライバルに出世で負けちゃうよー…
こういった理由により、海外に比べて男性の育児休業取得はあまり進んでいなかったことが
調査の結果わかっています。
男性育休取得状況のまとめ
・男性の育休取得率は約7人に1人(2021年度)
・海外は15%以上が当たり前。90%以上の国も。
・男性の育休の取得期間は3カ月未満(2021年度)
・実は日本の取得可能な期間は世界一!(2019年時点)
いかがだったでしょうか。思ったよりも高い結果でしたか?低い結果でしたか?
データから見ると、やはり海外に比べて圧倒的に遅れている日本男性の育児参加。
今後もっと普及していくためには制度の拡充や会社からの応援が必要不可欠だと思います。
皆さんのご意見もぜひコメント欄でお聞かせください。
次回、第2回:出世や考課への影響について ご紹介します!
以上、クラシンでした!
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