【保存版】お風呂の掃除 水垢と湯垢の掃除&予防方法まとめ【図解あり】

お風呂の時短掃除
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疲れた体を癒すために毎日入るお風呂。毎日使うため掃除も大変ですよね。
我が家は5人家族、うち4/5が男の子。どれだけ掃除してもし足りません。
また気づいた時には鏡の映りが悪い!なんてことも。
洗剤でゴシゴシこすってもなかなかとれずにいつも後回しに。
今回は白い汚れ代表の水垢、湯垢の掃除&予防方法を理系の視点でご紹介します。

この記事を書いている私は
理系大学出身で大手企業で研究開発のPRJリーダ歴3年ほど。
数々の課題解決に携わっています。

「水垢・湯垢はクエン酸、落ちなければ重曹で解決!」
ただし「ヤバさ次第で作戦変更!」

それでは順番に解説していきますね。

水垢の発生原因はこの2つ

発生原因

1. 水道水
2. 湯垢

同じ「垢」でも実は全く性質の異なる水垢と湯垢。
あまり知られていないのですが、水垢を起点に発生するのが湯垢なんです。
過去記事でも少し触れましたが、黒カビ、赤カビも同じカビでも全く異なる性質です。

水垢について

まずは水垢について詳しく説明していきます。
水垢とは、一言でいうと「水道水中の石灰」。
(正確には、他にもMgなども入っています)
いかにも、硬そうな石をイメージしてしまいます。
水道水になぜ石灰が含まれるかはこのサイトが非常に参考になります。
石灰って何?というと、炭酸カルシウムのこと。
化学式ではCaCO3と書きます。
炭酸カルシウムはこういったモノ。
・実は大理石の原料
・実はガラスやセメントの原料
・実はサンゴや貝類、卵の殻の主成分
など、意外に身近なところに存在しています。
また、酸と反応して別のものに変化する性質を持っています。
*この性質を利用して、水垢を掃除します。
非常に参考になるサイトを見つけましたのでご参考に

水垢の発生・成長メカニズム

水垢にはおおまかに3STEPあります。

STEP.1 初期:成長核の生成(ここでほぼ決まる)
STEP.2 中期:成長促進(ギリギリ何とかできる)
STEP.3 末期:完全体(ここまでくると…)

STEP.1では鏡などに付着した水滴が蒸発することで、水道水の中にあった石灰が残ります。
→ここではうっすら汚れたかな?程度にしかわかりません。
STEP.2ではSTEP.1が繰り返され、さらにシャンプーやボディーソープが上から付着
→はっきりと白いうろこ汚れがあるな~とわかります。
STEP.3ではSTEP.2がさらに繰り返されることで汚れが何重にも重なった頑固汚れになります。
→指で触って「ざらざら」した感触があります。

湯垢の発生原因はこれだけ!

1.水垢
2.皮脂汚れや石鹸カス

あれ?なんか見覚えが…と感じた方。
ここまで読んで下さった方はピンときたはず。
そうです。先ほどのSTEP.2が実は湯垢なのです。

✓押さえておくべきポイント☝
先ほど、水垢は石灰、酸と反応する とお伝えしましたが湯垢は真逆!
水垢に皮脂や石鹸カスが混ざることで化学反応をおこし「酸性」になります。
なので見た目が似ているため、掃除してもうまく落ちないことがよくあります。

水垢&湯垢の落とし方

掃除の順番

過去記事から読んで下さった皆様ならもうお解りのはず。
まずは汚れの性質から振り返ります。

1.湯垢の原因は水垢から
2.水垢はアルカリ性、酸と反応する
3.湯垢は酸性、アルカリと反応する

・掃除の順番
この順番で行うことで2度手間がなくなります!

やり方

1.重曹を用いて湯垢を落とす
2.クエン酸パックで水垢を落とす

1. 水100mlにたいして重曹5g(小さじ1杯)で混ぜるだけ。
作った重曹水を吹きかけて約30分ほど放置したあとにスポンジなどで洗い流す。
重曹水は加熱することでさらに効果が得られますよ。
<関連記事【保存版】お風呂の5大汚れ 赤編 赤カビ掃除と予防法まとめ-理系の視点で解説!>
2. 水200mlにたいしてクエン酸5g(小さじ1杯)で混ぜるだけ。
作ったクエン酸水を汚れ部分にふきかけてキッチンペーパーやラップでパック
そのまま1~2時間放置したあとにスポンジなどで洗い流す。
*重曹水は1週間~10日ほど使用できますが、クエン酸水は3日程度で作り直してくださいね。

やってみたはいいものの水垢から落としにいって、効果がなかったらさみしいですよね。
正しい順番で是非一度トライしてみてください。

また、手荒れに注意!しっかりと手袋を!
→クエン酸は酸性が、重曹はアルカリ性が強い=肌荒れトラブルを起こしがち。
しっかりと対策しておきましょう。

水垢&湯垢の予防方法

予防方法

最後に予防方法についてご紹介を。

湯垢の原因は水垢
・水垢の原因は水道水の蒸発

でした。
つまり、予防方法はこの2つ

1.洗いおわったら水でしっかり汚れを流す!
2.水滴を残さない!

おススメのやり方

1.少し熱めのシャワーで鏡や風呂桶、イスを流す
→温度が高いほうが汚れが柔らかくなり取れやすいです。
2.理想はタオルでふき取る。洗濯など大変な場合は(ゴム)ワイパーで取り除く
→車のワイパーの要領で鏡に水滴を残さないようにしましょう。
番外編:最近ではこんなものが売られています。
鏡の曇り止め

鏡に水と仲良くする、または水と仲を悪くする作用を付加することで
水滴を残さないようにするものです。
詳しいメカニズムは別の機会に紹介させていただきますね。

いかがだったでしょうか。
水垢&湯垢の発生原因と対策、予防法について解説してきました。
見た目も悪い、写りも悪くなる、さらに落としにくい水垢をきれいさっぱりして気分よく過ごしたいですね。

まとめ

最後にまとめておきます。

・水垢の発生原因は水道水、湯垢の発生原因は水垢に加わった汚れ
・水垢の落とし方は「クエン酸」、湯垢の落とし方は「重曹」
 それでも落ちない頑固な汚れは「激落ちくん」+「研磨剤」でこする
・水垢・湯垢の予防方法は水滴の除去

しっかりとポイントを押さえて
・楽に
・確実に
・安全に
家事を楽しんでいきましょう!

なるほど!やイヤイヤ、それ違うんじゃないの~などのご意見お待ちしております!
早速お試しされた方はどうだったか是非レビューをお願いいたします♪
ブログ更新のパワーになります!
以上!クラシンでした!

次回「お風呂の5大汚れ 茶編 掃除と予防法まとめ-理系の視点で解説!」
お楽しみに~♪

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