【知らないと損】男性の育休、自分の将来に響く?実体験をもとにした男性育休のリアル

育休パパの過ごし方
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男性の育休取得が増えているいま。
お子さんが生まれた際に一度は検討されると思います。
男性の育休には不安がつきもの。私もそのうちの1人でした。

男性育休に対する不安の声

・そもそも育休ってみんなとっているもの?
・期間はどれくらい?
・育休をとると出世や考課に響くかな?
・育休中ってどんな感じ?
・育休中って手当てや給料ってもらえるの?

意外と知られていない育休事情のリアルについて
育休が普及していなかった2018年に取得した
研究開発系企業サラリーマンのクラシンが4回に分けてご紹介します。

前回は男性の育児休業、周りはどうしているかについてご紹介してきました。
参考記事はこちら。

✓この記事でわかること
第1回:男性の育休取得率・期間について
第2回:出世や考課への影響について
第3回:育休中の生活
第4回:育休中のお金事情

今回は
第2回:男性育休による人事・考課への影響、出世への影響について
解説します。

育休の取得を考えた時、私が最も悩んだのが処遇への影響。

大丈夫です!安心してください。

今ほど育休に理解のなかった2018年に取得した私の実体験を通して
処遇への影響があったか、出世に影響があったかについてご紹介していきます。

こういった悩みをお持ちの方におススメ!
・育休を考えているけど、取得を悩んでいる
・まわりで取得した人がいなくて実態を知りたい
・人事、考課への影響がどうなるか不安

やり方次第で不安を払拭できますので、安心して育休をとれるようにしっかり準備しましょう!
今回はそのやり方も併せてお伝えします。

育休取得で減給・降格・解雇がある?

安心してください。ありません。

初めての育児休業。家事や育児ができるか不安な中、さらに自身の
ことまで考えると頭がいっぱいに。
厚生労働省が発表している育児・休業法ガイドラインを見ていくとともに
私の実体験を交えて解説していきます。

解雇その他不利益な取り扱いとなる行為

1.解雇をすること
2.契約の更新をしないこと
3.契約の更新回数の上限が明示されている場合にその回数を引き下げること
4.労働契約内容の変更を強要すること
5.自宅待機を命令すること
6.本人の意に反して労働の制限を行うこと
7.降格させること
8.減給をし、ボーナスに不利益な算定を行うこと
9.昇進・昇格人事考課に不利益な評価を行うこと
10.不利益な配置の変更を行うこと
11.就業環境を害すること
12.個人的な事情を勘案した場合の不利益取り扱い
厚生労働省HP  不利益取り扱いの禁止より

大まかに要約すると、この3つです。

・本人が希望しない減給、降格、解雇、異動はNG
・育休期間を理由に契約の改悪はNG
・本人が希望しない労働環境の変化はNG

つまり、処遇が悪くなることはないと考えられます。
悪くされた場合、それは明らかなハラスメント。
胸をはって、しかるべき場所に訴えかけていきましょう。

私の実体験

私が取得したのは2018年。今よりももっと育休に理解のない時でした。
復帰したら異動かな…
解雇まではないにしても給料下げられるかな…
などまわりに経験者がいない中、不安を感じつつ取得しました。

いざ、会社に申請してみると、

上司
上司

いいよ~OK~!

と不安を裏切る返事が返ってきて、あっけにとられたことが強く記憶に残っています。
そのことがあってか、会社の仕事を止めないように、育休期間までに以下を意識するようにしました。

・自身の仕事を整理する
・仕事の改廃、引継ぎを行う
・しっかり休む

約半年の育休を申請し、復職をしましたが、元の部署、仕事のまま復帰できました。
余談…復職の1か月前は少し胃が痛くなりました…笑

出世には遅れる?

実体験を通したリアル

周囲からよく聞かれたのはこの言葉。

同僚A
同僚A

出世に響いたんじゃない??

結論から申しますと
はい。出世に影響があります。
これに関しては、「休業期間中は働いていない」ため事実かと思います。

ただし、そこをうまくサポートしておけばむしろ高評価をもらえることがあります。
まず休業期間中はもちろん「労働はしていない」ため、評価が「+」されることはありません。
一方、成果があれば別。
休んでいても成果が出る「仕組み」をいかに作るかがカギになっています。
私の友人は1か月の休みでしたが、AI技術をうまく活用し休んでいる間もレポートが
出せる環境を構築していた結果、最終的には

他部署の<br>同僚
他部署の
同僚

出てきたデータをAIにレポート書かせたよ♪


私には到底できない…orzですが、休んでていても成果が出る状態になっています。

実際私は取得期間分の期間は遅くなりましたが
、しっかり準備をしておくことでマイナス材料には一切ならず、復職した際にプラスに働きました。
誰でもできるその対策方法について次にご紹介。

育休前の準備

自分がいなくても仕事が進む仕組みづくり

私は当時プロジェクトリーダー。仕事を止めることが許されません。
仕事がとまることがないようにこんな工夫をしました。

ポイント
・仕事の棚卸し
・育休中のスケジューリング
・判断フローチャートの作成
育休前の準備イメージ

・仕事の棚卸し

仕事の棚卸しとは、今ある仕事を洗い出しておくこと。具体的にはタスクA,B,Cなどと全て書き出して進捗度合い、残案件をチェックすることです。

これをやっておき、周囲に私がどんな仕事をもっていてフォローの必要性があるかを見えるようにしました。

・育休中のスケジューリング

育休中も仕事は基本的には止まりません。そのためいつ、何が起こるかのイベントを予定しておく必要があります。仕事の棚卸しと一緒に、いつ、何をしておかないといけないかを見えるようにしました。

・判断フローチャートの作成

個人的にはこれが一番重要だと感じました。その理由は、仕事を引き継いだ人が何かあった時にどうしていいかわからず困ってしまうことを避けたいためです。

これをやってしまうと、育休から復帰したあとにお叱りが…。迷惑はかけたくないですよね。

なので、こう言う場合はこう対応するなど、ある程度マニュアル化により引き継ぎ者が判断しやすいようにしておきます。問題の未然防止にも繋がりますので、是非やっておいて下さいネ♪

こういった形でしっかりと事前準備をしておくことで会社からの評価や、復帰後の仕事の立ち上げがスムーズになります。是非一度考えてみて下さいネ。

まとめ

今回の記事では、男性育休による人事・考課への影響、出世への影響について紹介してきました。
見えない不安が多い「休業」ですが、政府として推し進めている制度ですので
しっかり事前に準備をしておき、胸をはって取得しましょう。

・育休取得で減給・降格・解雇がある?
→実体験上もなかった!
・出世には遅れる?
→遅れることは覚悟!ただやり方でリカバー可能!

ここ最近は男性育休の理解も進んできつつあります。
育休取得に不安がないことが分かってきた今、
この機会に、ぜひ一度検討してみてはいかがでしょうか。

以上、クラシンでした!
他の記事にも育休パパのリアルをご紹介しています!

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