【手順あり】お風呂の赤カビは重曹&キッチン泡ハイターで落ちる!掃除方法と予防法まとめ【ひと工夫で効果倍増】

お風呂の時短掃除
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疲れた体を癒すために毎日入るお風呂。毎日使うため掃除も大変ですよね。
お風呂掃除の悩み事あるある、赤カビ。見た目も悪いし、体に悪そうで放置もできない。
今回は「赤カビ」の掃除方法と予防方法について
理系の視点で
発生原因から考えた有効な対策をご紹介します。

こちらにお風呂の汚れ別掃除方法をまとめました。
お風呂を一斉掃除したい!という方は是非こちらもご覧ください。

この記事を書いている私は
理系大学出身で大手企業で研究開発のPRJリーダ歴3年ほど。
数々の課題解決に携わっています。

結論から言うと
「赤カビは重曹&キッチン泡ハイターで落ちる!」

では詳しく解説していきますね。

赤カビの発生原因3つと予防方法

赤カビの発生原因はこの3つ

1. お風呂に残った水滴
2. シャンプー残りや皮脂汚れ
3. 20~30℃の温度

数日の旅行から帰ってくると必ずといっていいほど姿を現す「赤カビ」。
実は、カビという名前ながら「ロドトルラ」という酵母菌です。

酵母菌といえば、パンの発酵にも使われる身近なものですね。
身近に存在しており、そこら辺を舞っているものが水に付着することで増殖を開始します。
増殖スピードはすさまじく、2~3日で目で見てわかるほどに増えていきます。
そこに「シャンプー」、「ボディーソープ」、「皮脂汚れ」というご飯を与えることで
よく見る赤カビ汚れが出来上がります。
また、20℃~30℃くらいの温度を最も好むということで、特に梅雨時期から夏場にかけて大繁殖するというわけです。
ちなみに、黒カビなども同じ環境で増えるそうですよ。
まとめると、過ごしやすい環境、水とたくさんのエサがあるお風呂場は赤カビにとって絶好の繁殖場所となります。

赤カビの予防方法

赤カビの発生原因について解説してきました。勘のいい皆様ならもうお気づきだと思います。
赤カビの発生を予防する方法はこの3つ!

1.換気
2.よく洗い流す
3.冷やす

基本的にはこの3つをうまく揃えて予防します。
いつもやられている換気に加えて
冷たいシャワーでいつも発生する場所を
よく洗い流す
この3つで発生を予防していきましょう。
でも、完全に防ぎきることは不可能。出てきてしまった赤カビに対しては…

赤カビの退治方法おススメ3選

赤カビはこの3つでほぼ解決します。

1.重曹 +1工夫
2.キッチンハイター 
3.消毒用エタノール 

詳しく解説していきます。
まずは赤カビ退治を考える上で、赤カビの生態についてご紹介します。

赤カビの生態について

まず、酵母菌には「生育限界」というものがあります。
難しい表現ですが、簡単に言うと、これ以上は生きられないよ~というものです。
参照_株式会社東邦微生物病研究所 より
あまり知られていませんが、酵母菌は
[酸性生育限界値は約pH3.0、アルカリ生育限界値はpH8.5、最適はpH4~5]
だそうです。
(よく目にする酵母菌ロドトルラは「酸性」といわれるのはこの最適な生育環境がpH4~5という部分からきているのかもしれませんね。)
つまり、生育限界のph8.5よりもアルカリ(pHがもっと大きいもの)を使えばいい!ということです。
アルカリといえば…

重曹ってアルカリ性って聞いたことある!

主婦の智恵をお持ちの皆様ならもうお解りのはず。
そうです、「重曹」です。

重曹 +1工夫

お掃除の主役といっても過言ではない「重曹」。500mlのペットボトルの水に大さじ4杯程度の重曹を
溶かすとpHがだいたい8.3ほどになります。
つまり、生育限界に近いpHですので、ロドトルラはもう増殖できませーん…となるわけです。
8.3?8.5と近くない?と思われた方、その通りです。少し不安がのこりますよね。
実はたった一手間加えるだけで効果がアップします。
それは…「温めること」

原理はこうなっています!

重曹+水 温めると→ほぼセスキ炭酸ナトリウム(炭酸ナトリウム類)
この反応が65℃を超えると急激に進むことが知られています。
炭酸ナトリウムはpHが高く約11ほどになるそうです。
このことから、重曹を水に溶かし、温めることで赤カビに対してもっと掃除効果が出るということです。

キッチン泡ハイター

こちらのキッチン泡ハイターは約pH11ですので、強いアルカリ性。
しかも「泡」がポイント。
通常のハイターだと液体のためすぐに流れ落ちてしまいます。
泡になっていることで、吹きかけた場所にとどまりやすくなります。
吹きかけるだけ。手間なしで効果ありです!

キッチン泡ハイターの使用手順とビフォーアフター

準備するモノ

・ゴム手袋
・キッチンペーパー
・キッチン泡ハイター

手順①手袋を着用
→泡ハイターは強アルカリ性ですので手荒れ防止のために着用します。

手順➁赤カビに向けて吹きかける

手順③キッチンペーパーでパック

手順④20~30分放置
★放置中は必ず換気を行ってください

手順⑤しっかり水で洗い流す
★換気が十分でないと、刺激臭で気分が悪くなります。
 ハイターの残りがないようにしっかりと洗い流してください。

【結果】

キラーん☆

見て頂いた通り、たった5分の吹きかけでこんなにきれいになりました

消毒用エタノール

除菌に大活躍のエタノール。
エタノールにはカビなどの細胞を破壊する作用を持ちます。
また、エタノールは「消毒用」が特に効果的です。
エタノールだけの場合、すぐに揮発してしまうため
その場にとどまらせるために少し水で薄めるなどの工夫が必要です。
消毒用で売られているものはすでに薄めてありますので、そのまま使用可能です。
上記画像のパストリーゼが有名です。

赤カビ掃除 ここだけ注意!

赤カビ退治の注意点3つ!

1. こすったスポンジの放置NG
2. ハイターを使う際は「混ぜるな危険」!
3. 手袋着用を!

大きく分けて3つの注意点があります。
しっかり注意点を守ることで安心・安全にやり直しのない掃除になります。

1. こすったスポンジ、洗ったあとはしっかりと乾燥を!
→少しの生き残りが、水と汚れでスポンジに大繁殖します。

2.塩素系洗剤(ハイターなど)は「酸性」洗剤と絶対に混ぜないで
→酸性洗剤とは、クエン酸やサンポールなど。最悪の場合…。
★ここ重要です!

3.手荒れに注意!しっかりと手袋を
→ご紹介してきた方法はアルカリ性が強い=肌荒れトラブルを起こしがち。
しっかりと対策しておきましょう。

いかがだったでしょうか。
赤カビの発生原因と対策、注意点について解説してきました。
私は安全 & たった一手間 & キッチンに必ずある のすべてを満たす
「重曹」でのお掃除をおススメ
します。

しっかりとポイントを押さえて

・楽に
・確実に
・安全に

家事を楽しんでいきましょう!
(実際にためしてみて、しっかり落ちてくれるので気持ちいいですよ。)

赤カビを放置すると大変。次第に落ちにくい黒カビへ変貌していきます。
そんな時でも大丈夫。黒カビにも落とし方があります。
こちらの記事にまとめましたので、ぜひご覧ください。

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