5回にわたって理系の視点で見たお風呂掃除についてご紹介してきました。
メカニズムはわかったけど、結局何をすれば
いいの?と思われる方も多いと思います。
明日にでもすぐに実践できるように
今回は過去に紹介してきたお風呂掃除方法を
1つにまとめました。
楽々時短掃除で最小限の労力で自由な時間を
手にいれましょう!
どうも、クラシンです。
この記事を書いている私は
理系大学出身で大手企業で研究開発のPRJリーダ歴3年ほど。
数々の課題解決に携わっています。
会社で鍛え上げられた課題解決力を活かして
日常の暮らしの課題を解決していきます!
結論、この1枚ですべてを網羅。
過去に私は、
「あれっ、これ何で掃除すればいいんだっけ??」
となりその都度検索をしていました。
この1枚を把握しておくことで、今後掃除を
していく際に洗剤選びに困りません。
押さえておくべきポイント・やり方も
ここで解説しておきます。
赤カビ × 重曹
重曹と水を混ぜて65℃以上に加熱
・重曹水の作り方:ペットボトル1本分500mlの水と重曹大さじ4杯 ・重曹水の温め方:電子レンジでOK 500Wなら4分、1000Wなら2分
加熱時間は適当に言っていると思いますよね。きちんと理屈があります。
加熱時間はどう決まっているか、理系の視点で解説。
・温まりやすさはモノによって違う
→これを比熱(ひねつ)といいます。
(例、水よりも油のほうが温まりやすい)
・温度を上げたいときにはエネルギーが必要
→これを熱量(ねつりょう)といいます。
(例、電子レンジの〇〇Wで▲秒)
・たくさん温めたいとその分のエネルギーが必要
→これを質量(質量)といいます。
熱の蓄積しやすさ「比熱」と
与えるエネルギー「熱量」と
温めたいものの量「質量」
で温まる温度が決まります。
人間で例えると、やる気を出してもらいたいとき
・その人は熱しやすく冷めやすいか
・声援の大きさ、時間がどれくらい必要か
・どのくらいの人にやる気を出してもらうか
のイメージです。
今回は500mlの水を65℃に温めたいため
・水の比熱 4.2 J/gK
(JはジュールでWワット×時間)
・温める時の電子レンジ 500Wで〇秒
・水500ml
この時、熱量=質量×比熱×温めたい温度
という関係がありますので
500W × 〇秒 =500ml × 4.2 W秒/gK×65℃
となります。
この計算から、500Wで
(水道水15℃から)65℃にしたいときは
約250秒、4分となるわけです。
これをそれぞれ計算するとこのようになります。
この関係から、このWの時この時間で
加熱すればOK!ということが
わかりました。
実は暮らしの中でも意外と理系の知識も
役に立つところが多いんです!
黒カビ × キッチン泡ハイター
乾いた状態でキッチンペーパーパックし30分
この「キッチンペーパーでパック」
がポイント。
キッチンハイターを使ったことがある方は
少なからずこのような経験があるはず。
垂れる。
このキッチンペーパーにハイターが染みこむ
ことでしっかりと汚れに密着し
効果が最大限に発揮されます。
これを30分やればピカピカに変身しますよ!
水垢 × クエン酸
液だれ防止にキッチンペーパー&ラップでパック
クエン酸水の作り方:ペットボトル1本分200mlの水とクエン酸小さじ1杯(5g) *クエン酸水は3日程度で作り直してくださいね。カビます。
これも黒カビ対策と同じように
乾いた状態でやるのがポイント。
ビフォーアフターはこちらでよくわかります。
湯垢 × 重曹&メラミンスポンジ
重曹水 吹きかけ放置で落ちやすく
重曹水を使いますので赤カビ退治と一緒に
やってしまいましょう。
重曹水を吹きかけて約10分放置。
そのあとに激落ちくんでひたすらこする!
一度やっておけば1カ月くらいはもちます。
絶対にNG「混ぜるな危険」
水垢落としと黒カビ落としは別日に実施
黒カビ掃除や水垢掃除は大掃除ついでに
一度にやっておきたくなります。
キッチンハイターとクエン酸。
人間、混ぜるなと言われると
混ぜてみたくなるのが心理。
ただし、これだけは
絶対にやってはいけません。
塩素ガスが発生することで
最悪の場合、救急車を呼ぶ必要も。
クエン酸だけではなく、お酢などの
酸性のものはすべてあてはまります。
まとめ
ここまで紹介してきたことをまとめます。
・赤カビは温めた重曹で ・黒カビはキッチンハイター+パックで ・水垢はクエン酸+パックで ・湯垢は赤カビと一緒に重曹+メラミンスポンジで ・クエン酸×キッチンハイターの掃除は絶対に同時におこなわない
しっかりとポイントを押さえて
・楽に
・確実に
・安全に
家事を楽しんで自分の時間をつくりましょう!
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